つるかめキッチンについて調べると、「安心して食べられる」「制限食として助かる」という口コミがある一方で、「まずい」「味が薄い」といった声も見かけます。
この記事では、つるかめキッチンは本当にまずいのかという疑問に対して、実際に食べたレビューをもとに検証します。味付けの印象や量の感じ方、制限食としてどこまで現実的に使えるのかを、良い点も気になった点も含めて正直にまとめました。
「制限食って正直どうなの?」「口コミが割れている理由を知りたい」という人が、読んだあとに自分に合うかどうか判断できる内容を目指しました。

食の目利き編集部
リサーチ担当
家庭の食事や宅食サービスを、栄養設計・原材料表示・調理工程などの観点から調査・検証する担当。冷凍弁当やつくりおき宅配、ミールキットなどを実際に家庭で使用しながら、味や使い勝手だけでなく、子どもや家族が日常的に食べ続けられるかという視点で評価を行っている。
読者が「なんとなく」ではなく「納得して」宅食を選べるように、できるだけ根拠のある情報と実際の使用感を組み合わせたレビューを心がけている。
結論|つるかめキッチンは「制限が必要な人向け」の宅配食
つるかめキッチンは、冷凍宅配食の中でも「おいしさを楽しむこと」より「制限を守ること」を優先したサービスです。塩分や糖質、たんぱく質に配慮した食事を、毎回考えずに用意できる点は大きな強みで、健康診断の数値が気になり始めた人や、医師から食事の見直しを勧められている人には使いやすい内容です。
一方で、冷凍でも外食のような味や満腹感を期待すると、物足りなさを感じやすいのも事実です。
口コミが分かれるのは、サービス自体の良し悪しというより、「何のために使うか」が合っているかどうかの差がそのまま表れている印象があります。

食の目利き編集部
リサーチ担当
つるかめキッチンは、食事を楽しむための宅配食ではありません。食事内容を崩さずに続けたい人にとっては心強く、楽しさや満足感を最優先したい人には合いにくいという前提を理解したうえで選ぶと、失敗しにくい宅配食です。
つるかめキッチンの口コミがわかれる理由

つるかめキッチンの口コミが割れやすいのは、サービスに対して人それぞれ思い描いている「冷凍宅配食のイメージ」が違うからです。
- 味のイメージにズレが出やすい
- 食事に何を求めているかで評価が変わる
- 主菜の存在感が控えめ
- メニューを細かく選べない
- 一般的な宅配弁当と同じ感覚で選ばれやすい
つるかめキッチンは、塩分や糖質に配慮した食事が前提です。外食やコンビニ弁当のような濃い味を想像して注文すると、「薄い」「地味」と感じやすくなります。

一方で、制限食として使っている人からは「この条件なら十分おいしい」「安心して食べられる」と受け取られやすい傾向があります。

また、副菜を含めれば一食としては成立しますが、メインのおかずはガッツリ系ではありません。「ちょうどいい量」と感じる人もいれば、「少ない」と感じる人もいて、ここで評価が大きくわかれます。
つるかめキッチンは、誰にでもハマるタイプではありません。目的とイメージが合っている人ほど満足しやすく、ズレていると不満が出やすい。この差が、そのまま口コミの差になっている印象です。
つるかめキッチンとは?基本情報と特徴

| セット数 | 7食セット:4,968円~(バランス栄養御膳) 7食セット:5,184円~(カロリー制限・塩分制限・糖質制限) 7食セット:5,508円~(たんぱく質&塩分制限) |
|---|---|
| 1食の料金 | 約710円~787円(7食セット・定期購入時の目安) |
| 1食の料金 お試しセット | – |
| 送料 | 通常:770円 定期便全国送料無料 |
| クーポン/割引 | 定期コース利用で1食あたり約741円~に割引 |
全料金プランを見る
| コース | 価格 |
|---|---|
| カロリー制限気づかい御膳(7食) | 5,184円〜 |
| 塩分制限気づかい御膳(7食) | 5,184円〜 |
| 糖質制限気づかい御膳(7食) | 5,184円〜 |
| たんぱく質&塩分制限御膳(7食) | 5,508円〜 |
| つるかめバランス栄養御膳(7食) | 4,968円〜 |
つるかめキッチンは、塩分制限・糖質制限・たんぱく制限などが必要な人向けの冷凍宅配食サービスです。
医師や管理栄養士の指導を受けて食事管理が必要な人を主な対象としており、一般的な冷凍弁当よりも制限食としての正確さを重視している点が特徴。健康管理・治療食分野に特化した宅配食を展開しています。
提供されているコースは、減塩食・糖質制限食・たんぱく制限食など目的別にハッキリとわかれており、主菜と副菜を組み合わせた冷凍弁当が基本。味付けは全体的に薄めで、素材の味を活かす方向性になっており、嗜好性よりも数値基準を守ることを優先した構成です。
外食の代替や「おいしさ」を楽しむ宅配食というより、食事制限を無理なく続けるための手段として評価されているサービスです。
注文方法について
つるかめキッチンは、定期購入が基本の宅配食サービスです。都度購入というより、継続利用を前提とした設計になっています。
| 料金 | 定期便:5,184円~ (都度購入:7,228円~) |
|---|---|
| 注文方法 | 定期便 |
| 利用形態 | 定期的に自動配送 |
| 送料 | 定期便は無料 |
| 向いている人 | 制限食を継続して利用したい人 |
定期便には基本的に割引が適用されます。一方で、短期利用や「少しだけ試したい人」にとっては、ややハードルが高く感じやすい点は注意が必要です。
つるかめキッチンのお試しについて
つるかめキッチンには、食宅便のようなお試しセットは用意されていません。その代わり、定期便割引を利用して、通常コースを割安に始める仕組みになっています。解約は1回目の注文後に可能なので、実質的なお試しコースとなっているともいえます。
ただし、味や量を少量で確認したい人や、まずは1〜2食だけ試したい人には定期購入スタートは合わない可能性があります。
実食レビュー|つるかめキッチンを実際に食べて検証

※食の目利き編集部が実際に食べて検証したメニュー
【つるかめキッチンを実際に購入したときの情報】
・注文プラン:【7食定期】糖質制限気づかい御膳
・注文日:2024年1月22日
・到着日:2024年1月27日
・配送先:福岡県
・当時の初回価格:4,684円
・当時の送料:初回無料
・家族構成:大人2人+小学生以下の子ども2人
・利用シーン:夕食/昼食

つるかめキッチンは、おいしさを楽しむ宅配食ではなく、制限を守りながら食事を続けるための食事だと実感しました。料理によって当たり外れはありますが、「まずい」と切り捨てるほどではなく、制限食として見れば納得できる仕上がりです。
ただし、食感や味のメリハリを求める人にとっては、単調に感じる場面があるのも事実です。
口コミで評価が分かれるのは、「制限食として見るか」「普通の冷凍弁当と比べるか」で、基準が大きく異なるためだと感じました。
肉料理|味はやさしいが完成度に差が出る

- 牛肉のオイスター炒め
- 豚肉と玉ねぎの味噌炒め
- 鶏ごぼう
- 鶏肉とキャベツの味噌炒め
- 鶏肉柚子胡椒
牛肉のオイスター炒めは、牛肉自体は柔らかいとは言えないものの、噛み切れないほどではありません。味付けは優しめですが、オイスターソースのうま味が効いており、制限食としては薄味には感じませんでした。

豚肉と玉ねぎの味噌炒めは味がややぼやけており、印象に残りにくい仕上がり。鶏肉系は比較的安定しており、鶏ごぼうは鶏肉がぷりっとしていて、ごまの風味もあり好印象でした。

鶏肉とキャベツの味噌炒めも、鶏肉は非常に柔らかくしっとりしています。ただし、鶏肉柚子胡椒は不自然なほど柔らかく、柚子の香りやピリ辛さはあるものの、メインとしての力強さは弱めに感じました。
魚料理|大きな失敗は少ないが、感動も限定的

- サバの煮付け
- メバルのムニエル オーロラソース
魚料理は全体的に無難で、サバの煮付けはしっとり柔らかく、脂も乗っており、この中では完成度が高い一品でした。

一方で、メバルのムニエル オーロラソースは魚臭さはないものの、しっとり感は控えめで、ソースによる洋風アレンジで成立させている印象です。付け合わせの人参は食感がほとんどなく、彩り目的に近いと感じました。
副菜・野菜系|制限食らしさが最も出るパート

副菜は「やさしい味付け」「柔らかめの食感」が一貫しており、歯や消化への配慮は感じられます。

ブロッコリーソテーはバターの香りと胡椒が効いており、水っぽさはあるものの味はぼやけていません。歯がいらないほど柔らかい食感です。

ごぼうサラダや二色和えは酸味や出汁の風味があり、箸休めとしては優秀でした。
一方で、キノコ生姜炒めやイカと野菜の煮物は、食材は入っているものの存在感が弱く、「食感を楽しむ」料理ではありません。
つるかめキッチンを制限食として見たメリット・良かった点

実際につるかめキッチンを使ってみて、「制限食としてはよくできている」と感じた点は次のとおりです。
- 制限がある前提でも、味が完全に単調ではない
- 肉料理は想像より食べやすく、パサつきは少なめ
- 副菜の種類が多く、食事としての形は保たれている
- 魚料理は無難で、大きな失敗が少ない
- 制限食を「続ける」ことを前提にしたメニュー
制限がある前提でも、味が完全に単調ではない
全体的に味付けはやさしめですが、ただ薄いだけではなく、オイスターソースや出汁、ごま、柚子胡椒などの風味を使って工夫されています。牛肉のオイスター炒めは、優しい味付けながらもうま味があり、制限食としては物足りなさを感じにくい仕上がりでした。
肉料理は想像より食べやすく、パサつきは少なめ
制限食というと肉が硬くなりがちですが、鶏肉は全体的にしっとりしており、鶏ごぼうや鶏肉とキャベツの味噌炒めは食感面でも安心感がありました。噛み切れないほど硬い肉はなく、高齢者や噛む力が弱い人でも使いやすい印象です。
副菜の種類が多く、食事としての形は保たれている
主菜だけでなく、副菜が複数つく構成のため、「制限食=質素」という印象は薄れます。ごぼうサラダや二色和えなど、箸休めになる副菜があり、量は少なめでも一食としての形は崩れにくいと感じました。
魚料理は無難で、大きな失敗が少ない
サバの煮付けはしっとりしており、脂ものっていて、この中では満足度が高い一品でした。魚臭さが出にくく、制限食でも魚を取り入れやすい点は評価できます。
制限食を「続ける」ことを前提にしたメニュー
味・量・構成すべてが、無理をしない範囲に収まっており、「我慢して食べる食事」になりにくい点は、制限が必要な人にとって大きなメリットです。
つるかめキッチンを使って分かったデメリット・注意点
一方で、制限食という前提を理解していても、気になる点や合わないと感じやすいポイントもありました。
- 料理によって完成度の差がはっきり出る
- 食感を楽しむ料理は少ない
- メインのボリュームは控えめ
- 味にメリハリや強さは期待しにくい
- 制限が不要な人には選ぶ理由が薄い
料理によって完成度の差がはっきり出る
当たり外れは正直にあります。サバの煮付けや鶏ごぼうのように完成度が高いものがある一方で、豚肉と玉ねぎの味噌炒めのように味がぼやけた印象の料理もありました。全体が常に高水準というわけではありません。
食感を楽しむ料理は少ない
野菜やきのこ類は柔らかく仕上げられており、歯切れやシャキシャキ感を楽しむ料理は限られます。キノコ生姜炒めは複数のきのこが入っているものの、食感の存在感は弱く、食べ応えを求める人には物足りない可能性があります。
メインのボリュームは控えめ
主菜は量が多いとは言えず、鶏豆腐では鶏肉が1個だけと感じる場面もありました。副菜込みで一食として成立しますが、活動量が多い人や男性の昼食としては不足を感じやすいです。
味にメリハリや強さは期待しにくい
柚子胡椒や胡椒が効いている料理もありますが、全体としては抑制的です。鶏肉柚子胡椒は香りや辛味があるものの、メイン料理としての力強さは弱く感じました。
制限が不要な人には選ぶ理由が薄い
制限食としては納得できる内容ですが、健康な人が「普通の冷凍弁当」として選ぶと、価格や満足感の面で他サービスのほうが魅力的に感じる可能性があります。
つるかめキッチン・nosh・ウェルネスダイニングと比べてどう違う?
| 比較項目 | つるかめキッチン | nosh | ウェルネスダイニング |
|---|---|---|---|
| イメージ | ![]() | ![]() | |
| 性質 | 制限食特化 | 味・満足感重視 | 医療寄り制限食 |
| 主な目的 | 塩分・糖質・たんぱく管理 | おいしさと手軽さ | 持病・数値管理 |
| 味付け傾向 | やさしい・抑えめ | 濃いめ・メリハリ | 出汁中心・減塩 |
| 外食感 | △ | ◎ | △ |
| ボリューム感 | 控えめ | やや多め | 標準 |
| メニュー 選択 | 不可(おまかせ) | 全品選択可 | コース別おまかせ |
| 制限食の 厳密さ | ◎ | △ | ◎ |
| 低糖質対応 | ◎ | ○ | ◎ |
| 低塩分対応 | ◎ | △ | ◎ |
| 管理栄養士 | 監修あり | 監修あり | 常駐・相談可 |
| 料金目安(1食) | 約710円〜 | 約520円〜 | 約684円〜 |
| 送料 | 無料 | 地域別 | 初回・定期無料※ |
| 注文形式 | 定期/都度 | 定期のみ | 定期/都度 |
| 向いている人 | 制限が必要な人 | 味を楽しみたい人 | 持病・医師指導あり |
| 向いていない人 | 味重視の人 | 厳密な制限が必要な人 | 外食感を求める人 |
- 味や楽しさを重視したい人 → nosh
- 数値管理・持病対応を最優先したい人 → ウェルネスダイニング/つるかめキッチン
- 健康配慮をしつつ、日常的に使いたい人 → 食宅便
同じ冷凍宅配食でも、評価がわかれる理由は「期待している役割」が違うためです。食宅便は、その中でも「派手さよりも安定感」を選ぶ人に向いた健康系宅配食サービスとなります。
味・満足感の違い
noshは、冷凍でも「美味しい」と感じやすい宅配食。香辛料やソースの使い方が分かりやすく、1食ごとの満足感は高めです。反面、健康目的で毎日続けると味の強さが気になる人もいます。
ウェルネスダイニングは、制限が前提でも味を成立させているタイプ。減塩でも出汁や素材感を活かしており、「制限食としては美味しい」という評価になりやすい傾向があります。
健康管理・制限食という視点での違い
制限食としては、ウェルネスダイニングとつるかめキッチンがわかりやすく明確です。塩分2.0g以下、糖質15g以下など数値がハッキリしており、持病や医師の指示がある人でも選びやすい設計です。
noshは、健康意識はあるが制限食までは求めていない人向けです。糖質オフは意識されていますが、医療目的の制限食とは性質が異なります。
つるかめキッチンが向いている人・向いていない人
つるかめキッチンは、冷凍宅配食の中でも「おいしさを楽しむ食事」というより、「制限を守るための食事」を想定したサービスです。
塩分や糖質、たんぱく質に配慮したメニューが前提となっており、日々の食事を気楽に楽しみたい人より、健康管理や数値管理を意識している人に向いた内容になっています。
そのため、期待している役割がずれていると、「味が地味」「満足感が弱い」と感じやすい面もあります。
ここでは、実食レビューと口コミを踏まえて、合いやすい人・合いにくい人の傾向をまとめます。
- 塩分・糖質・たんぱく質などに配慮した食事が必要な人
- 健康診断の結果や医師の助言をきっかけに食事内容を見直している人
- 味の強さよりも「制限を守れている安心感」を重視したい人
- 自炊で制限食を作る負担を減らしたい人
- 高齢の家族や、噛みやすさ・食べやすさを意識した食事を探している人
- 外食やコンビニ中心の生活を避けたい人
- おかずのみで問題なく、ご飯は自分で量を調整できる人
- 冷凍でも外食のような味や満足感を期待している人
- 一食でしっかりお腹いっぱいになりたい人
- 濃い味付けや香辛料の効いた料理を好む人
- 毎回メニューを細かく選びたい人
- 家族全員分の夕食をまとめて用意したい人
- 食事に楽しさやご褒美感を求めている人
- 制限が特に必要なく、健康面も大きく気にしていない人
つるかめキッチンは、「冷凍でもおいしい食事を楽しみたい」という目的より、「制限を崩さずに食事を続けたい」という目的に近いサービスです。
副菜を含めた構成で一食としては成立しますが、主菜の量や味の印象に強さを求めると、合わないと感じやすくなります。
毎日の食事をどう楽しむかではなく、どう崩さずに続けるかを重視している人にとっては、使いやすさを感じやすい内容です。

食の目利き編集部
リサーチ担当
つるかめキッチンは、冷凍宅配食の中でも「制限を守ること」を最優先に考えたサービスです。味を楽しみたい人には向きませんが、健康管理を目的に使う場合は、不満が出にくい傾向があります。


